Fluid motion非対応のシステムにGCN世代のRadeonを刺してFluid motionを有効化する(アニメ視聴環境を整える その4)

SVPもいいがやはりシークが遅い……ということで、Fluid motionに舞い戻った回。

古いGCN世代のRadeonが余っていたので有効活用してみよう、と思い既存システムにRadeon HD 7770を刺してみたところFluid motionが無事使えた。

この手法はGeforce環境、Navi世代のRadeon環境両方で使える。

使用ハードウェア構成

AMD Ryzen9 3900X @4.3Ghz
・Corsair DDR4-3600 32GB RAM
AMD Radeon RX5700XT
ASUS ROG CROSSHAIR VI HERO

使用ソフトウェア構成

・Windows10 1909
・LAV Video Decoder 0.72.0
ffdshow rev 4553
Bluesky FRC 2.15.6
Avisynth+ r2772-MT
・TIVTC v1.0.14
・MPC-BE 1.5.3
・madVR 0.90.24
ソフトウェアはすべて64bit版を使用

やったこと

HD7770を空いているスロットに刺す。

windows updateをかけるとドライバを勝手にインストールしてくれるので、Radeonソフトウェアを新規にインストールする必要はなかった。

その後、Bluesky FRCを開く。

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AFMモードを自動からモード1に変更する。

 

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24p、30pのレート変換ができるようになった。

MPC-BEの外部フィルターの項目を開く。

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上図の外部フィルターの順番でかつ、すべての項目を「優先する」に設定する。

LAV Video Decoderをダブルクリックして設定を開く。

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インターレース方法がYADIF、output modeが25p/30p担っていることを確認する。

OKをクリックして閉じる。

 

ffdshow raw video filterをダブルクリックして設定を開く。

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AviSynthを有効化し、上図のような設定をする。

TDecimate(mode=1, hybrid=0)

あとはMPC-BEでTSファイルを再生する。

Bluesky FRCを確認して以下のような状態になっていればOK。

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